- L字ファスナー財布ってどんな財布?使い方は?
- L字ファスナー財布のメリットとデメリットを教えて!
- L字ファスナー財布はどんな人におすすめ?
L字ファスナー財布は財布の外周2辺にファスナーが付いた財布です。ファスナーの位置がL字に見えるためL字ファスナー財布と呼ばれます。
特徴は3辺にファスナーが付くラウンドファスナー財布に比べ、コンパクト・開け閉めが速いなどの点です。しかしL字ファスナー財布にもデメリットがあります。正しく理解しないまま購入すれば、自分の使い方にあっていないと後悔するかもしれません。
この記事ではL字ファスナー財布の使い方や、メリット・デメリットを紹介します。この記事を読めば、あなたの生活スタイルとL字ファスナー財布の相性がわかります。
L字ファスナー財布はコンパクトで軽い反面、収納力が限られます。持ち運びは最小限、サッと出してサッとしまえるコンパクトな財布が欲しい人におすすめです。
キャッシュレス社会が進み、財布もコンパクトなものが人気です。
- L字ファスナー財布にもいくつか種類がある
- L字ファスナー財布の使い方や特徴
- L字ファスナー財布のメリット・デメリット
- L字ファスナー財布とラウンドファスナー財布や二つ折り財布との比較
- L字ファスナー財布はこんなひとにおすすめ
L字ファスナー財布の種類と使い方【お札の入れ方】
- L字ファスナー財布には長財布とミニ財布の2種類
- L字ファスナー財布の使い方・お札の入れ方
L字ファスナー財布には長財布とミニ財布の2種類
L字ファスナー財布とは財布の2辺にファスナーが付いた財布です。ファスナーの付く形がL字であるためL字ファスナーと呼ばれます。
L字ファスナー財布は3辺にファスナーが付くラウンドファスナータイプとよく比較されます。特徴はラウンドファスナーよりも簡単に開け閉めできる点です。
L字ファスナー財布には長財布タイプとコンパクトなミニ財布タイプの2種類があります。長財布タイプはお札を折らずに入れらるサイズで、ミニ財布タイプは二つ折り財布のようにお札を半分に折り曲げたようなサイズです。
長財布タイプのL字ファスナー財布はラウンドファスナータイプと比べコンパクトといえます。ミニ財布タイプは最もコンパクトにお札・カード・小銭を収納できる財布です。
L字ファスナー財布の使い方・お札の入れ方
L字ファスナー財布の構造は他の財布とは少し違います。ファスナーが2辺にしかなくパカッと完全に開かないためです。財布を開けると真ん中に小銭入れがあります。この小銭入れ単体にはファスナーがついていないものが多いです。
お札はこの小銭入れの両脇のポケットに収納します。カードポケットはこのお札のポケットの外側にあります。(小銭入れの脇にもカードポケットが付く場合もある)長財布タイプとミニ財布タイプではお札の入れ方が違います。使い方によって入れ方も様々です。
長財布タイプ
長財布はとてもシンプルです。小銭入れの脇のポケットにそのままお札を差し込むだけです。真上から差し込むのではなく斜めに差し込みます。
ポケットは小銭入れの両脇に2つあります。片側をお札入れ反対側をレシートなどフリーポケットとして使うというのが一般的です。
ミニ財布タイプ
ミニ財布タイプのお札の入れ方は3種類あります。お札を折っていれるかおらずに小銭入れを挟む形で入れるかの違いです。
- お札を半分に折り片側のポケットにお札を入れる方法です。左右のポケットでレシートとお札など入れる物を分けるときに便利です。
- お札で小銭入れを挟むようにお札を入れる方法です。二つ折り財布のようにお札を収納できるため折り目が付きにくいです。
- 小銭入れの下の隙間にお札をU字に差し込む方法です。この方法もお札の折り目が付きにくいです。ただし小銭入れの下に隙間がないタイプの財布ではこの収納法は出来ません。
個人的な好みとして②と③の収納法をおすすめします。お札を半分に折り曲げる場合はお札がかさばる、お札の種類がパッと見て分かりにくいと感じるためです。
どうしてもレシートとお札を別々に収納したいという人は①の方法で収納します。スタイルによって使い方を選べるのもL字財布の良い点です。
L字ファスナー財布のデメリット(使いにくい点)
L字ファスナー財布の独特な形状はデメリットもあります。人によっては使いにくいと思う点を紹介します。
- 小銭の出し入れがしにくい
- カードや小銭の容量が少ない
- 入れすぎると開け閉めしにくい
- お札を折るタイプが多い
小銭の出し入れがしにくい
L字財布はラウンドファスナータイプより小銭入れの出し入れが不便といわれます。ラウンドファスナーほど開かない、マチが邪魔で取り出しにくいためです。
L字財布の小銭入れは構造上片側はマチが広がる分しか開かず、反対側は開きません。そのため小銭入れの深さに対して取り出し口が狭くなります。
大きなマチが付いている開きやすい財布の場合、逆にマチが邪魔になり小銭の出し入れがしにくくなります。またマチの分厚みがあるため小銭を多く入れると厚みが出やすいです。
小銭を頻繁に出し入れする場合、L字ファスナー財布の小銭入れは使いにくいと感じてしまうかもしれません。
カードや小銭の容量が限られている
薄型のL字ファスナー財布はカードや小銭入れの容量が限られています。カードポケットを付ける部分が限られている。小銭入れの構造上それほど入らない。というのが理由です。
薄型のL字ファスナー財布は薄さを保つためにカード入れを付けるスペースがありません。小銭入れのマチにつけるなど工夫をするメーカーもありますが、カード容量は限られます。2~3cmある通常の厚さの場合はハニーセルなど、カードの容量を増やすための独自のポケットを付けることが可能です。
小銭入れは構造上小銭をたくさん入れることができません。片側にマチがなくたくさん入れると財布が膨らんでしまうためです。
L字ファスナー財布はこれらの理由で容量が限られてしまいます。小銭の出し入れと合わせて考えると、小銭を普段多く持ち歩く・よく使う人にとっては使いにくいかもしれません。
入れすぎると開け閉めしにくい
中身を詰め込み過ぎたL字ファスナー財布は開け閉めしにくいです。理由は2つあります。1つは薄型タイプが多く厚みが増すと閉めにくい。もう一つは小銭を入れるとマチ側に寄ることで厚みが不均一になるためです。
そもそもL字ファスナー財布はラウンドファスナー財布より、スリムな構造になるため人気の財布です。スリムな分カードポケットのふくらみや小銭入れのふくらみの影響を受けやすくなります。
L字ファスナー財布の小銭入れは構造上たくさん入れると、ファスナーを閉めにくくなってしまいます。容量が少なく小銭をたくさん入れると膨らみやすく、小銭がマチ側により厚みが不均一になりやすいためです。
L字ファスナー財布を使う場合は中身の取捨選択が重要です。たくさん入れればふくらんで開け閉めしにくくなります。
お札の出し入れがしにくい
ミニ財布タイプの場合お札の出し入れがしにくいと感じるかもしれません。ラウンドファスナー財布のような長財布とはもちろん二つ折り財布とも出し入れ方法が違うためです。
二つ折りで折りたたんでいれる場合、1枚1枚折って入れる必要があります。1万円のおつりで千円札が何枚も返ってきたときは大変です。
小銭入れを挟むタイプのものもお札を出すときに手間取ります。特に内側のお札を取るときはコツがいります。
お札を何枚も何種類も持ち歩く人やお札を頻繁に使うひとには使いにくいかもしれません。
L字財布のデメリットはものをたくさん持ち歩かなければ防げます。ものを財布に詰め込みたい人にはおすすめできません。
L字ファスナー財布のメリット(使いやすい点)
- 開け閉めが速い
- 中身が見やすい
- サイズがコンパクトで薄くて軽い
- 値段が安い
開け閉めが速い
L字ファスナー財布の分かりやすいメリットは開け閉めが速いという点です。ラウンドファスナータイプに比べファスナーが1辺少ないためサッと開けられます。
1辺少ないだけかと思うかもしれませんが、実際に開けてみると結構違います。3辺を開ける場合、力の方向を変える必要があります。手を回すか財布を回すかどちらかが必要です。
2辺の場合1方向の力の向きで開けられます。片手が埋まっているとき鞄の中で財布を開けたいときに違いが良く分かるでしょう。
閉める場合も同様です。財布を出して物の出し入れがスムーズになれば、レジで焦ったりもたつくこともありません。
中身が見やすい
L字ファスナー財布は中身の視認性が高いことも特徴です。ファスナーの付いた短辺はマチがなくガバッと大きく開きます。
大きく開くことでお札を上からだけでなく、側面が見えるため視認性が高いです。同様にカードも開いてよく見ることができます。
財布の中身に何が入っているかよく見えれば、中身の整理も簡単です。財布の奥からなんだか分からない古いレシートが出てきたということもなくなります。
中身がよく見える財布を使えば自然と財布の中も整理されます。財布の整理ができないひとにこそおすすめです。
サイズがコンパクトで薄くて軽い
L字ファスナ財布はラウンドファスナータイプに比べてサイズがコンパクトです。厚みも薄いため鞄の中でかさ張りません。
サイズ一回り(長辺短辺1cmずつくらい)小さく、厚みもラウンドファスナータイプの2/3程度です。手に持てば結構小さく感じます。
コンパクトなサイズでシンプルな構造のため重量も軽いです。一般的なラウンドファスナータイプは大体200~250g程度ですが、L字ファスナーの長財布は150g前後しかありません。2/3程度の重さです。
ラウンドファスナータイプの財布を使っている人がL字ファスナー財布に変えれば、かなり小さく軽くなったと感じるでしょう。今の財布がカバンでかさ張ることが気になっている人はL字ファスナー財布に変えてみる価値があります。
値段が安い
同ブランドの同素材のラウンドファスナータイプに比べてL字ファスナー財布は安価に手に入ります。理由はシンプルでコンパクトで薄いので使う素材が少なく、縫製などの加工が少ないためです。
ミニ財布タイプもタイプは当然長財布よりも安価になります。ただしファスナーがつくため二つ折り財布と比べて安いかどうかは微妙なところです。特徴が違うため用途に合わせて選びましょう。
いずれにしてもL字ファスナー財布は、ラウンドファスナータイプの長財布よりは安いです。財布の乗り換えコストを抑えたい人にもおすすめです。
特に高級革の財布の場合には1万円~数万円変わる場合もあります。どうしても欲しい素材があるけど手が届かないという場合にもL字ファスナー財布は選択肢に入るかもしれません。
L字ファスナー財布と他のタイプとの比較【メリット・デメリット】
- L字ファスナー長財布とラウンドファスナー長財布比較
- L字ファスナーミニ財布と二つ折り財布比較
L字ファスナー長財布とラウンドファスナー長財布比較
L字ファスナー長財布とラウンドファスナー長財布の比較結果は以下の通りです。
L字ファスナー長財布 | ラウンドファスナー長財布 | |
---|---|---|
収納量 | カードや小銭の収納量は少ない | カードや小銭の収納量が多い |
選択肢の多さ | ラインナップが少ない | |
サイズ | コンパクトで薄い | 大きくて厚い |
開け閉めし易さ | 片手で開けられる | 両手で開ける必要がある |
価格 | 比較的安い | 比較的高い |
収納量が多くたくさんのカードや小銭入れを持ち歩きたい人、各ブランドのフルラインナップから選びたい人はラウンドファスナー財布がおすすめです。
L字ファスナー財布はカードや小銭の収納量は少なくてもよいので、コンパクトで便利な財布が欲しい人におすすめです。
L字ファスナーミニ財布と二つ折り財布比較
L字ファスナー長財布とラウンドファスナー長財布の比較結果は以下の通りです。
L字ファスナーミニ財布 | 二つ折り財布 | |
---|---|---|
収納量 | カードや小銭の収納量は少ない | カードや小銭の収納量は少ない |
選択肢の多さ | ラインナップが少ない | |
サイズ | コンパクトで薄い | 小さいが厚い |
開け閉めし易さ | 片手で開けられる | 簡単に開く |
価格 | 比較的安い | 比較的安い |
L字ファスナーミニ財布と二つ折り財布は特徴が良く似ています。一番の違いは収納後の薄さとファスナーの有無です。
二つ折り財布はファスナーがないため、サッと広げてすぐに取り出せます。お札なども比較的多めに収納することができます。ただし厚みがあるためポケットに入れた場合結構膨らみます。
一方でL字ファスナーミニ財布はファスナーが付いているため、すぐには取り出せません。しかし中身が落ちてしまう心配もないです。厚みも二つ折り財布に比べかなり薄いためポケットに入れても膨らみません。
よりコンパクトに薄い財布を求める人はL字ファスナーミニ財布がおすすめです。上着のポケットにもスッと入るため膨らみも気になりません。
L字ファスナー財布はこんな人におすすめ【デメリットはメリットの裏返し】
- L字ファスナー財布には長財布とミニ財布タイプの2種類がある
- L字ファスナー財布は2辺にファスナーが付いており真ん中の小銭入れの両脇にお札を入れる
- メリットはコンパクトで薄い点と開け閉めがしやすく使いやすい点
- デメリットはカードや小銭をたくさん入れる場合は逆に不便な点
- ラウンドファスナー財布や二つ折り財布よりも薄くてコンパクトな点が特徴
L字ファスナー財布は今よりも薄くコンパクトな財布を求めているひとにピッタリです。ラウンドファスナー財布に比べて2/3程度の厚みしかありません。
近年キャッシュレス化が進み小銭やお札を普段使わない人も増えてきました。ポイントカードもスマホのアプリに置き換わってきており、普段の買い物ではクレジットカードがあれば十分です。
このような背景から最低限の収納を確保しつつ、よりコンパクト・薄い・軽い財布の人気が高まっています。L字ファスナー財布はまさにこれらの条件を満たす財布です。
中身は少ないのにかばんの中で財布がかさ張る、財布をポケットに入れて持ち歩きたい。このような悩みを抱えている方は、L字ファスナー財布に変えることで解決できます。
L字ファスナー財布はキャッシュレス時代のコンパクトな財布を求める人におすすめです。