- ガルーシャってなんの革?
- エイ革財布のイメージはどう?
- エイ革の特徴やデメリットを教えて!
ガルーシャとは東南アジアなどで獲れる、アカエイから作られたレザーのことです。フランス人革職人のガルーシャの名前から付けられています。
エイ革は希少で流通量の少ないレザーのため、エイ革の財布を持つ人は少ないです。珍しいエイ革の財布を持つと、友人や恋人にどのように思われるのでしょうか。
この記事ではエイ革=ガルーシャの特徴や評判を紹介します。この記事を読めばガルーシャ財布の他人からの印象を理解できます。
エイ革は古くから武士に装飾として好まれており、高級感がありカッコイイです。丈夫で長持ちなため10年以上愛用している人もいます。
エイ革財布は、個性的で高級感のある独特のビーズ模様に惹かれる人におすすめです。
- エイ革の種類やその特徴
- エイ革財布のデメリット
- エイ革財布の価格帯
- エイ革財布の評判
- エイ革財布の女子ウケ
- エイ革の良くある質問
エイ革・ガルーシャの特徴・基本情報
- エイ革=ガルーシャとはアカエイの皮から作るレザー
- エイ革の種類:ポリッシュorノーポリッシュ
- エイ革の特徴と魅力
- エイ革財布のデメリット
- エイ革財布の価格帯
エイ革=ガルーシャとはアカエイの皮から作るレザー
エイ革はアカエイの皮から作られるレザーです。英語名のスティングレイと呼ばれることもあります。
ガルーシャという名前は、フランスの革職人に由来しています。ガルーシャの作品をフランス国王が評価し、その代表的なレザー=エイ革に彼の名前を冠したことが由来です。
日本では古くから刀の柄(持ち手)の滑り止めや装飾品として使われてきました。ちなみに、エイ革の古い呼び名は鮫革で、鮫革のわさびおろしに使われている革はエイ革です。
エイ革にはカイラギ(梅花皮)という、イバラエイから作られるレザーがあります。特徴はたくさんのスターマークが点在している点です。カイラギは非常に希少で高価で、ものによっては10倍の価格になることもあります。
エイ革の特徴と魅力
エイ革の魅力は、ビーズを敷き詰めたような模様とスターマークです。この模様は循鱗と呼ばれる、エイのウロコのようなもので、リン酸カルシウムというエナメル質で出来ています。
リン酸カルシウムは歯の一番固い部分と同じ成分です。そのため非常に硬く丈夫です。この固い循鱗を石と呼びます。
背中の真ん中にひときわ大きい石があり、これがスターマークです。スターマークは1匹につき1か所しかないため、このスターマークを活かしたデザインに人気があります。
神秘的なスターマークは神の目とも呼ばれ、縁起が良いともされています。エイ革は小さなビーズ模様とスターマークから海の宝石とも呼ばれるレザーです。
エイ革の種類:ポリッシュorノーポリッシュ
エイ革にはポリッシュ仕上げとノーポリッシュ仕上げがあります。これらの仕上げの違いは、循鱗を削るか削らないかの違いです。
ノーポリッシュ仕上げの場合、エイ革本来の丸い循鱗をそのまま残した仕上げです。表面のツブツブ感が残り、手触りもざらざらしています。
ポリッシュ仕上げの場合、この循輪を平らになるまで削ります。表面は平らでつるつるになり、染色具合により循輪本来の白い色が見えます。
ポリッシュ仕上げの場合は革を染色するため色味に味わいのあるムラがあり、ノーポリッシュの場合は顔料を表面に塗るため一様な色合いになります。
ツルっとして表面に光沢のある仕上げがポリッシュ仕上げ、ツブツブ感を残した均一なカラーがノーポリッシュ仕上げ
エイ革財布のデメリット
エイ革にはデメリットというデメリットはありません。革としても非常に丈夫で、牛30年エイ100年と呼ばれるほど耐久性もあります。
他のレザーと違い、水に強いという特徴もあります。通常のレザーは水に弱く水分はご法度ですが、エイ革は表面が革というより骨のような質感のため水に強いです。
このようにエイ革には多くのメリットがあります。しかし強いてデメリットを上げるとすれば、有名ブランドでの取り扱いが少なく、ラインナップが少ないという点です。
エイ革は丈夫で長持ちな反面、固くて加工しずらいレザーです。一般的なレザーとは加工方法が異なるため、専門的に取り扱うブランドにしかほとんどありません。
エイ革財布の価格帯
エイ革は希少なため、一般革に比べると価格は高いです。養殖などできないため、すべて天然のエイから作られていることが希少性の原因の一つです。
一方で高級なコードバンやクロコダイルなどの高級革と比べれば、比較的お手頃といえます。価格イメージとしては高級革(コードバン、クロコダイル)>エイ革・リザード革>一般革(牛・豚等)です。
希少で個性的な割には比較的手の届きやすい価格といえます。クロコダイルなど、高級レザーに手が出ないけど個性的なレザーが欲しいという人におすすめです。
長財布の価格帯としてはだいたい50,000円前後がメインの価格帯です。カイラギになると激安品でない限り100,000円は軽く超えていきます。
エイ革長財布の価格帯 | |
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長財布 | 30,000~100,000円 |
カイラギ長財布 | 80,000~300,000円 |
エイ革・ガルーシャの財布はダサい?気持ち悪い?
- エイ革の財布にダサいイメージはない
- エイ革の財布を気持ち悪いと思う人もいる?
- エイ革をダサいと思われないように気を付けること
- エイ革使用者の評価や口コミ
- エイ革の女性受けは良好
エイ革の財布にダサいイメージはない
エイ革のイメージは古くから高級感がありカッコイイというイメージです。ダサいというイメージはありません。
循鱗の光沢には革とは思えないような輝きがあり、海の宝石とも呼ばれています。型押しや合皮などにも同じような質感の物はありません。何の革か分からなくても高級感は伝わるでしょう。
ダサいとgoogle検索のサジェストキーワードに表示される理由は、購入前にどう思われるか気になる人が検索しています。つまりあなたが検索し、この記事にたどりついた理由と同じです。実際にダサいと思う人は検索しません。
エイ革は古くから日本人に人気の装飾です。エイ革財布にダサいイメージはありませんので、安心してください。
エイ革の財布を気持ち悪いと思う人もいる?
ノーポリッシュ仕上げのエイ革は、表面にツブツブ感があるため苦手な人もいるかもしれません。集合体恐怖症の人などは気持ち悪いと感じる可能性があります。プレゼントであげる場合などは事前に確認しましょう。
そういった場合にはポリッシュ仕上げで平らに仕上げた物なら大丈夫かもしれません。大分ツブツブ感は薄れます。
エイという生き物のイメージが気持ち悪いというのであれば、素材とレザーは別物ですので大丈夫です。ヘビやワニは苦手だけど、パイソンやクロコダイルレザーを持つ人は多くいます。
細かい模様が苦手であれば、もう少し柄の大きなエキゾチックレザーを選ぶと良いです。リザードやクロコダイルであれば、柄の大きさはもっと大きくダイナミックになります。
エイ革をダサいと思われないように気を付けること
エイ革に限らずエキゾチックレザーは目を引きます。あまり多用すると成金感が出たり、目のやり場がなくなります。ほどほどにしましょう。
財布単品ではカッコイイです。しかし、財布も時計もパスケースも全部エイ革、もしくは別のエキゾチックレザーとなるとやりすぎです。どこを見ればいいか分からなくなります。
ファッション全体的な話になりますが、やはりバランスが大事です。単品で考えるのではなく、全体で考えると良いです。
エイ革はダサくなくても、全体の印象でダサいと思われる可能性はあります。個人的には財布だけ、もしくはバックだけなどワンポイントでエキゾチックレザーを使うことをおすすめします。
エイ革使用者の評価や口コミ
エイ革の財布の愛用者の感想としては、丈夫で長持ち、柄が可愛いといった意見が多いです。10年以上使っている人もいます。
エイ革の女性受けは良好
エイ革は女性向けの商品も多く、女性にも高評価です。一般革に比べて、染色の発色もよく、様々なカラーがあるのも人気の理由です。
ほとんどの人はエイ革自体を知らないと思います。宝石のような光沢から高級感は与えられると思います。
男性が女性受けの良いエイ革財布を選ぶのであれば、なるべくシックで大人らしいカラーを選ぶと良いです。女性はあまりビビッドなカラーの財布を男性が持つことを好みません。
女子ウケ財布の基本は、シンプルでスタイリッシュです。シンプルなデザインでシックな色合いの財布を選べば、女子ウケの良い財布を選ぶことができます。
エイ革・ガルーシャにダサい/気持ち悪いといった印象はない
- エイ革財布を選ぶ際のポイントは?
- エイ革財布の経年変化・寿命は?
- エイ革はカビが生える?
- エイ革・ガルーシャのビーズ模様は剥がれる?
- エイ革にダサい/気持ち悪いといった印象はない
エイ革財布を選ぶ際のポイントは?
エイ革の財布を選ぶときのポイントは以下の通りです。
- ポリッシュ・ノーポリッシュ・ハーフポリッシュ
- ステッチ有無
- カイラギ(梅花皮)
仕上げの種類に関しては既に解説しましたが、ポリッシュが平らになるまで削る仕上げで、ノーポリッシュが全く削らない仕上げです。ハーフポリッシュはその中間です。どれが良いとかはありませんので見た目の好みで選んでください。
ステッチの有無について、ステッチとは縫い目です。エイ革は非常に表面が固いため、縫い合わせでなく、接着の物も多いです。
縫い合わせの場合、糸がほつれない限りは取れませんが、糸が見えてしまいます。一方で接着の場合見た目はすっきりしますが、耐久性では縫い合わせに劣ります。見た目と機能性どちらを取るかで選ぶと良いでしょう。
もしただのエイ革では満足できない!もっとレアなレザーが欲しい!ということであればカイラギ(梅花皮)/スタースティングレイがおすすめです。高価でとても珍しいため、ほとんど誰も持っていないでしょう。
エイ革財布の経年変化・寿命は?
エイ革は非常に丈夫です。牛革30年エイ革100年といわれるほど長持ちします。表面のエナメル質がとても丈夫で水や汚れにも強いためです。
手入れも非常に簡単で、基本はさっと乾拭きするだけです。特別な手入れはいりません。表面が固いエナメル質なため、強い衝撃で欠けてしまう可能性があります。とがったものや固いものには気を付けましょう。
エイ革は経年変化の少ないレザーです。しかしポリッシュ仕上げのエイ革は、使うと自然と表面が磨かれツヤを増していきます。ノーポリッシュ仕上げの場合はほとんど変化しませんが、表面の顔料が剥がれて内側の白い循鱗が見えてきます。
丈夫で長持ちのレザーのため、同じ財布を長い間持ちたい人にエイ革はおすすめです。
エイ革はカビが生える?
エイ革は表面はエナメル質でカビは生えませんが、内面の革部分にカビが生える可能性があります。エイ革に限りませんが、長時間水につけたり、高温多湿の場所に保管すればカビが生えるかもしれません。
通常のレザーよりは耐久性は高いですが、最低限の取り扱いをしなければだめになります。水が付いたらふき取る、直射日光が当たる場所や、風通しの悪いタンスなどにしまわないといった基本を守りましょう。
エイ革・ガルーシャのビーズ模様は剥がれる?
循鱗は革に強固に付着しているため、剥がれることはまずありません。しかし所詮はリン酸カルシウムですので、とがった金属などに当たれば削れたり、欠けたりします。
特にノーポリッシュ仕上げの方が表面が凸凹している分、何かに引っ掛けてかけやすいといえます。鍵などの金属を同じポケットに入れておくと欠ける原因になるため、金属が触れないように気を付けて収納しましょう。
また革自体が粗悪な革場合、革の内部で剥がれが起きて取れる場合もあります。信頼できるショップから購入すれば、このようなリスクを避けられます。
基本的には剥がれませんが、金属との接触など欠ける要因は避けるようにしましょう。
エイ革にダサい/気持ち悪いといった印象はない
- エイ革は東南アジアで獲れるアカエイから作られる
- エイ革はビーズ模様とスターマークが特徴的で非常に丈夫なレザー
- エイ革財布のデメリットは取り扱いが少なく選択肢が少ない
- エイ革財布の価格帯は50,000円前後
- エイ革財布は古来武士からも愛されている日本人にこのまれるレザー
- エイ革財布はバリエーション豊かなカラーで女性からも人気
エイ革にダサい/気持ち悪いといったネガティブなイメージはありません。日本では古くから高級な装飾として使われています。
価格は決して安くありませんが、神秘的な模様と高級感のある光沢は人気が高いです。丈夫で耐久性も高いため長く使えます。
有名ブランドで取り扱いがなく、専門ブランドでしか取扱いがないため、商品が見つからないというのが唯一のデメリットです。
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神秘的で個性的なレザーの財布を求める人に、エイ革の財布はおすすめです。